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インテリアスタイルでよく耳にするミッドセンチュリー。具体的にどんなスタイルをミッドセンチュリーというのかわからないという人、憧れはあるけれど、何をどうコーディネートしたらミッドセンチュリーぽい部屋になるのかわからないという人も、この記事を見ればポイントがしっかり把握できるはず。
ミッドセンチュリーの部屋とは?
ミッドセンチュリーとは20世紀半ばの1940~60年代にブームになった家具や建築物のデザインのことを指します。それより前の時代は木製家具の選択しかありませんでしたが、技術革新や産業の発達で、新しい合成素材や染色技術、手作業から工業化が進み大量生産できるようになりました。
そのことから、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)や、成型合板など新しい素材や、形、鮮やかな色を使われている部屋がミッドセンチュリーといえるでしょう。
ミッドセンチュリーで選ぶべきカラーの配色
壁面で選ぶべきカラーは?
実は特にこの色がいいというものはありません。白ベースの壁にラグや家具で華やかな色や柄を使う場合もあれば、壁も色柄にして、ラグやカーテンを鮮やかな色にするパターンも。さらに「柄on柄」という上級者コーディネートをされる方もいます。
日本のように狭い住居では強い色や柄を使用すると、少し圧迫感が出てしまうので注意しましょう。部屋を広く感じさせるには白壁と鏡を使うのが有効的ですね。
結論としては壁のカラーは好きな色でOK!
ミッドセンチュリーといえばポップな色と柄
では、ミッドセンチュリーぽさを最大限引き出すポイントは何か?ズバリ「ポップな柄と色」です。ちょっと勇気がいりますが、曲線、直線、大胆な柄を使うのがミッドセンチュリーぽさを演出できるコツ。
上記の画像では、壁面にシックでモダンな幾何学模様のデザインを使用。さらに、ラグにはシンプルな三角モチーフでポップなカラーを使っています。
そして、このラグで使われているブルー、イエロー、ホワイトを家具でも用いており、スタンド照明、ローテーブル、食卓テーブルなどの素材を真鍮のようなゴールドカラーでまとめた、統一感のあるコーディネートになっています。
ミッドセンチュリーの雰囲気を出す家具とは?
ミッドセンチュリーで選ぶべき脚のデザイン
- アルミダイキャスト
- スチールパイプ
- 脚先に向かって細くなる
また、家具の細かな部分もミッドセンチュリーらしさが表れるポイントなので、確認したいところです。ザ・ミッドセンチュリーという名作家具の「エッグチェア」や、「チューリップチェア」みたいなアルミダイキャストの脚や、「アントチェア」「ダイヤモンドチェア」イームズの「4レッグベース」など、スチールパイプの脚もミッドセンチュリーらしさを際立てます。
そして、脚の先が細くなっていくテーパードレッグのテーブルや、脚付きシェルフ、チェストもミッドセンチュリーな雰囲気を作り出してくれます。
ミッドセンチュリーで選ぶべき4つの素材
- 繊維強化プラスチック(FRP)
- 成型合板
- アルミ・スチールパイプ
- 硬質発砲樹脂
前述でもお話しましたが、技術や産業の発達で木材以外の選択肢も広がったため、ミッドセンチュリーは様々な素材を使用した家具を選ぶのがコツ。中でも、「繊維強化プラスチック」「成型合板」「アルミ・スチールパイプ」「硬質発砲樹脂」を使用したインテリアを選ぶとグッと、ミッドセンチュリー感が出ます。
家具の曲線と色も意識しよう!
- 丸いモチーフ
- 四角いモチーフ
- 曲線
- 直線
- ビビットカラー
ミッドセンチュリーの特長として、ビビットカラーや鮮やかな色を取り入れているところもポイント。この時代は、新たな新素材や染料の発達により木材以外の素材で今までにはない形や材質で、未来的なインテリア、ユニークなインテリが多く登場しました。
そのことからも、鮮やかな色使いで曲線を多用したデザインや、幾何学なモチーフ、ポップアートなどを合わせるとミッドセンチュリーらしく仕上がります。
実例のミッドセンチュリーインテリアを解説
オレンジ、グリーンの鮮やかな色をメインに、ニュートラルカラーでまとめたインテリア。
鮮やかなポップアートや、曲線を活かしたローテーブル、テーパードレッグのイスや、デスクがミッドセンチュリーを演出。
北欧ミックスで少し落ち着いた雰囲気もあり素敵ですね。
壁面は薄いグレーで北欧ミックスのミッドセンチュリーインテリア。
カーテンをイエロー系、ラグをブルー系、その他の色を繋ぐようにアートが上手に配色をまとめています。
脚付きのシェルフや、テーブルの脚のデザイン、柄使いもミッドセンチュリーぽさを演出。
色はブルーとオレンジ系の補色でまとめ、鮮やかな色を多用しています。
モノトーンのドット柄やオレンジ系の柄クッション、アートや照明、柄などのところどころに丸や三角、四角いモチーフの家具や雑貨をうまくつかっています。
緻密な構成で圧巻ですね。
アートやラグを直線や放射線状のデザインで統一し、イスやテーブルの脚も華奢なものを選び、直線を強調しています。
テーブルのアルミダイキャストの脚や木製家具を使用しない点、鮮やかな色使いがミッドセンチュリー風の雰囲気ですね。
ミッドセンチュリーをモダンに仕上げたインテリア。
グレーや落ち着いた配色をメインにポイントカラーとしてグリーン、ゴールドで高級感のある雰囲気。ほんのりアールデコのも感じますね。
脚付きシェルフに異素材のテーパードレッグも◎
鮮やかなレッド、ブルー、イエローをメインカラーにしたコーディネート。
放射線状の照明が特長的で、4レッグベース風のイスやワゴンなど華奢な家具で揃えています。
色見自体がとってもポップで目を惹きます。
まとめ
いかがでしたか?今回はミッドセンチュリーの部屋づくりをご紹介しました。個人的にも好きなスタイルであるミッドセンチュリー。やはり色使いや柄合わせが上級者向きなので、コテコテのミッドセンチュリーは難しいです。また、鮮やかすぎる部屋はちょっとくつろぎにくいと感じる人も多いので、上手にミッドセンチュリーをミックスするのがおすすめです。
ミッドセンチュリーの家具は、それだけでデザイン性が高くインテリアのスパイスになるので、ぜひお家に取り入れてみてください。