インテリアのカタログや「おしゃれ!」と思う部屋はスッキリまとまった印象を持っていますよね。そう、まさに「この部屋にはおしゃれなもの以外ありませんが?」と言わんばかり。
しかし、そんなのは見せかけです!どんなおしゃれな人の家にも、醤油!クイックルワイパー!ワカメ!ハッピーターン!とか所帯じみているものがあるはずなんです。
だからこそ、おしゃれさんたちは「隠したり」「ミスリード」で目線を逸らしたり、集めたりさせるのが大変上手!このテクニックさえ手に入れれば、どんな方のお部屋もスッキリした印象をつくることができるってワケです。
では、早速ご紹介していきましょう!
外からの視線を隠す「窓周り」
まずは窓回り。特に1階や人通りの多い道に面しているおうちは気になっている方も多いでしょう。光は取り入れたいけれど、部屋の中は見られたくない!だからこそ、目線をそらせたり、隠すテクニックをしっかり覚えておきましょう!
隠しテクニック① しっかりガッツり隠すなら
カーテン・ブラインド
まずは定番のカーテンとブラインド。基本的に寝室以外に遮光カーテンは必要ありません。
むしろいつも明るい部屋の印象になるように光を通す、もしくは撮影するときのレフ版効果を出すようなカーテンやブラインドなどのウィンドートリートメントを選びたい!
つまり、光の乱反射が起こる白や、パステルカラーなど、明るい色を選ぶのがおすすめです。
また、窓以外の隠したいものを突っ張り棒式のブラインドやロールスクリーン、カーテンなどを使い、収納として隠してあげるのも一つの手。
光は入るが中は見えないおすすめのカーテン・ブラインド
- 薄手のカーテン(レースカーテン、コットンや麻など光が透過しやすい素材)
- プリーツスクリーン (下だけでなく上が開くものも)
- 縦型ブラインド
- 木製ブラインド
- カフェカーテン
- 窓用のプラスチックフィルム
- 木製ルーパーシャッター
隠しテクニック② 窓からの視線をミスリード
花瓶・鉢植えなどの植物で目線を集める
人通りが多いけれど、大きな出窓や、掃き出し窓がある場合は植物を置いて目線をそらすのもおすすめです。床置きの大きな花瓶や、背丈の高い植物、大きな葉をつけた観葉植物なら、自然光を通しつつ、外からの視線をさえぎってくれます。
幅の広いパノラマウィンドウなら、高低差をつけて植物を配置すればメリハリが出ておしゃれな雰囲気を演出できます。または、横に長いプラントスタンドや階段状のものを使うなど、工夫すると高低差が出しやすいのでおすすめです。
「照明のコツ」
人は明かりの灯った室内よりも、窓辺の照明などの光に目がいきます。そのため、窓辺にランプシェードやキャンドル、窓に吊るすペンダントランプ、フロアスタンドなどを置くことで、照明に目線を集め、室内に目をむかせない工夫もできますよ。
光には目線が集まりやすいので、玄関から入ったときに注目を集めたい場所や、フォーカルポイントに照明を持ってくるのもテクニックのひとつですね!
隠しテクニック③ つるなどの植物カーテンを利用する
外からの視線も室内での視線も、あまり見てほしくないところには、つる植物や植物カーテンに注目させるのがおすすめ。
バスルームの窓、出窓などの外からの視線、キッチンのシンク周りなど室内でも見てほしくない場所から目線を誘導したい。そんなときは、くねくねとつる状に伸びる植物を使うと◎。
ヘデラ(アイビー)、ポトス、ホヤ、シラフカズラ、ハンギングプランターなどにすると、視界がさえぎられて安心感を与えてくれると思いますよ♪
室内からも気にならいように隠す
隠しテクニック④ 収納して物理的に隠す
収納は「8:2」のルールを心がける
持ち物の80%を隠し、20%は見せる。そうすることで、家の中のおしゃれなものはしっかり見せつつ、すっきりした印象を作り出せます。
この方法のポイントとしては、出し入れしやすい機能的な収納を心がけること!見えないところにとりあえず押し込むでは、のちのち散らかってきますので、使ったらすぐ戻せる、片付けが簡単も意識して収納しましょう。
また、収納は家の中の導線沿いに来るように戦略的に配置するのがおすすめです。歩きながら片付ける習慣がつくと、いつもキレイが維持しやすい♪
考えるのが苦手!という方は全体を把握するために、まずは図面にして、各部屋の収納を描き込んでみましょう。収納が家全体に均等に分布しているか確認して、よく通る場所はよく使うもの、部屋の奥の収納は、季節ものなど収納物も気にしてみてください☆
「収納量が多い」は必ずしも正義ではない
また、家を買ったり、借りたりするときに収納量を気にする方が多いですが、自論としてはあまり収納がありすぎる家はおすすめしません。
特に、捨てるのが苦手な人は収納が多ければ多いほど、いらないものをため込むので、必要最低限にとどめた方がいいと思います。
また、収納が少ないことで、「見えてもいい物」「素敵なものを選ぶ」クセづけができれば、無駄なものを買わなくなるはず!
視覚的ノイズは減らす!
横を通ったり、目に入った利するたびに、無意識にネガティブな気持ちになるものはありませんか?このブランケットシミがあるんだよな…とか、あそこのごみ箱は蓋がないからごみが丸見えで気になるなど。
そういうネガティブな感情を湧き起こすアイテムは人にあげるか、売るか、処分しちゃいましょう。また、一年以上使っていないモノ、しまっているものは必要ありません!
以前読んだ本で、散らかっていたりモノが多い部屋は、知らないうちに体に負担や、ストレスを与えているそうなので、ものは少なく極力すっきりさせて、心も体も健康にたもちましょう♪
隠しテクニック⑤ 絵や鏡でおしゃれに隠す
コンセントのケーブルやごちゃごちゃした配線など、見ていて美しくないモノ、生活感がでてしまうところってありますよね。そんな時は「アート」や「鏡」などを床置きしてみてください。隠しながらもおしゃれな雰囲気を演出しましょう。
隠しテクニック⑥ パーテーションで空間を隠す
パーテーション?そんなのいる?っとお思いの方もいるでしょう!しかし、私はこの万能さをもっと世に伝えたい!
模様替えが簡単なのはもちろん、ワンルームなどでベッドルームやデスクスペースを仕切りたい!というときに超便利です!
※筆者が良いと思った商品をピックアップしてご紹介しています。商品リンクはアフィリエイト広告を利用しています。
パーテーションでチェックしたいショップ『howsie』
部屋のインテリアの一部にもなりつつ、有孔ボードタイプなど収納にもなる優れもの。
幅広いスタイルのパーテーションがあっておすすめなのが、ライフスタイルショップの『howsie』。ブラックのアイアンでインダストリアル風に演出しつつ、光を通しながら、お部屋を区切れるすぐれもの!
シャビーシックや西海岸風にも合いそうなデザインもあるので、選びがいがありますね♪
隠しテクニック⑦ キャビネットや本棚で隠す
こちらはオフィスの画像ですが、ワンルームや広い部屋を区切る際にとっても有効な方法になります。壁だと圧迫感が出てしまうところですが、上部や、ところどころ空間が開いているところで奥行を感じられ、広さは感じつつも奥の視線を遮ってくれます。
ブロック状の棚や、オープンラックなどに小物やアート、本などをキレイに配置することで、インテリアとしてもおしゃれでありながら上手に空間をコントロールできちゃいます。
隠しテクニック⑧ 壁や壁紙にできるだけ近い色で隠す
目立たせないようにしたいアイテムってありますよね。例えばスピーカーや掃除機、テレビなど。
そんな時には壁に馴染むように壁を塗ってコントラストを減らすという方法もあります。掃除用具なども白い壁に馴染むものを選んだり、色をまとめることでスッキリ見せることができます。
選ぶアイテムと壁、収納する場所に合わせて色を意識するのもおしゃれに隠す方法のひとつとしてぜひ覚えておくと役に立つかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?今回は「隠しテクニック」についてまとめてみました。意外と気づいてなかったけど自然とやってた!というものも多いかもしれませんね。
しかし、よくよく考えると確かに!というものもあったのではないかと思います。よく通るところの収納にはよく使うもの、しまいやすい物など、片付ける住所をしっかり設計していると実は散らからないものなんですね。
この記事が役立てば幸いです!