インテリアにこだわりたいけれど、値段も張るし、「いっきに欲しいものを購入!」とは中々できないものですよね。そんな中で、何も考えずに購入していくと「この家具と合わなかった!」など、失敗することも。
だからこそ、購入の優先順位は重要!失敗せずに理想のお部屋を作るために、何から購入するべきか整理しましょう。まずは、さまざまなアイテムを下記のように分類するのがおすすめです。
お金を「かけるべきもの」「かけないべきもの」を整理する
家具と雑貨【費用の優先順位】
限られたお金でインテリアを充実させるには、お金をかけるべきところと、かけないところのメリハリを作りましょう。今のプチプラ雑貨はクオリティも高くいい物もたくさんありますが、本当に「見せるインテリア」になるか熟考しましょう。
お金をかけてはいけないもの【NO ×】
- 今期のトレンド、トレンド性の高い物
- 寿命が短い、消耗品、低品質
- 雑貨類
- 収納すると見えなくなる雑貨類
- 予備で複数買うもの
収納してしまうものや、見た目がかわいいけれどよくよく考えたら使わない雑貨など、実はあまり必要じゃないものにお金を使って部屋がゴチャゴチャという人はけっこういるので注意です。
お金をかけるべきもの【YES ◎】
- ベッド・マットレス
- トレンド性の低いベーシックな家具
- クラシックな名作家具
- 高品質・寿命が長いもの
- デザイン照明
反対に上記のアイテムは値が張ってもいい物を買うのがおすすめです。ベーシックな名作家具や、機能性・クオリティが高いものは、中古品としての価値も高く、デザインも古くならないので◎。
トレンド性が高いものが悪いわけではない!【家具の方程式】
一概にトレンド性の高い物が「悪い!」「買ってはいけない!」と、言っているわけではありません。はやりに流されず、審美眼を磨けばトレンドものも買ってよいのです。では、その方程式を確認してきましょう♪
高トレンド+低品質=寿命が短い
- 流行りもの・みんな持ってる
- 大量生産
- チープ・壊れやすい
「今期のトレンド」と言われる素材や色などは、たいてい安価な材料で大量に工場生産されています。ということはつまり、多売するために品質は二の次、みんなが注目しているのアイテムなので、かぶりやすく流行り廃りも早い。
だからリサイクルショップや、メルカリなど中古品として売る場合にも価値は低くなります。そのため、部屋の印象を左右するような大きな家具は、こういった「トレンド性が高く低品質のもの」を選ぶのは、おすすめしません。
高トレンド+高品質=高い確率で寿命が長い
- トレンドでも古くならないデザイン
- 丈夫・壊れない
- コーディネートしやすく汎用性が高い
しかしまれに、高いトレンド性をもちながら、高いハンドメイド品質を兼ね備えた家具やインテリアが存在します。これは、時代を超えて愛され、中古品としても高い価値をもつことになるでしょう。
そう、言うなれば「韓国インテリア」など流行スタイルでもホワイトカラーのベーシックな円卓など、汎用性が高いデザインかつ、作りが良く丈夫なものだったらOK!
のちのち名作家具になる可能性もありますし、木目シートなどで作られたものではなく、やすりと塗装でみちがえる木材や、ステンレスなど耐久年数の高い素材など、価値が安定しているものを選ぶのがおすすめです。
トレンド性に左右されないモノなら品質をしっかり見極める
低トレンド+低品質=寿命が短い
- 消耗品(ふきん・スポンジ・キャンドル)
- 定期的に交換する(ケースやカバー・マット類)
このカテゴリーは、汚れやすく定期的に取り換え・交換が必要なものや、個性を必要としないアイテムなどです。例えば、玄関マットや、キャンドルやスポンジなどの消耗品、見えないところの収納グッズやカバーなど。
こういったものは100円ショップやプチプラでお金をかけずに気にったものを選ぶのも楽しいですよね。
低トレンド+高ハンドメイド=高い確率で寿命が長い
ここのカテゴリーは目立たないけれど、いいものを選ぶと一生もの!というアイテムになります。
ベッド・マットレス
例えば、ベッドやマットレス。インテリアとしては目立つものではないですし、寝室に他人をいれることもあまりないと思いますが、健康面や日々の仕事のパフォーマンスにもかかわってくるので重要です。
食器・カトラリー
次に日々の食器やカトラリー。 トレンド性はさほど重要ではないですが、使う頻度は高く必ず目に入るので高額じゃなくても丈夫で気に入るデザインのものを選びましょう。料理もおいしそうに見えて幸福度が上がりそうです♪
家具の雑貨の購入順序
- カーテン・ウィンドートリートメント
- ベッド・マットレス類
- イス・ソファー
- テーブル
- 収納棚(扉付きで中が見えない)
- 収納棚(中が見えるオープンラックなど)
- 収納ボックス
- 雑貨類・装飾品・オブジェ
カーテン・ウィンドートリートメント
意外かもしれませんが、優先順位としてはウィンドートリートメントは上位です。特に初めての引っ越し、初めての一人暮らしの場合は購入優先度が高いです。
女性はカーテンなどがないと着替えや、防犯などの点で不安を覚えるので、まずはウィンドートリートメントを購入しましょう。
また、ウィンドートリートメントは面積が広いぶん部屋の印象を大きく左右します。インテリアの方向性が決まるといっても過言じゃありません。アイテムとしても機能性としても重要なので、理想の部屋のイメージに合うものを選んでくださいね。
ベッド・マットレス類
そして最もお金をかけるべき家具は『寝具』!若いうちは適当なものでもいいかもしれませんが、年齢を重ねると寝具だけはお金をかけないと生活の質にかかわってきます。
まず、睡眠の質が悪いと仕事のパフォーマンスが落ちます。コンディションが良くないと人にやさしくできなかったり、イライラしたり、人間関係にも響くため、キラキラにした日常とかけ離れていきます。素敵なライフスタイルを送るためにも、ここにはいくらお金をかけてもいいですね!
イス・ソファ
これは勝手な自論ですが、イスがあればなんとか暮らしていけます。イスやソファはくつろいだり、使用頻度が高く接する機会が多いインテリアです。目に入りやすいアイテムでもあるため、座り心地だけでなく、見た際に気分が上がるお気に入りのモノを選びたいでね。
そのため、イス・ソファもお金をかけるべきアイテムと言えます。ソファは長年使用するとへたりなど、経年劣化が気になるかもしれませんが、名作チェアなどは一生ものを言えるものも多いので奮発しちゃうのもありですね♪
テーブル
そしてテーブル。一人暮らしなら、デスクにも食事にも、作業用にも使えるものや、折り畳みなどそれほど高額なものを購入する必要はありません。しかし、友人、家族、恋人など人と食事をするシーンが多い方や、家族が集まる、趣味の友人と作業する場所が必要なら、上質なものを購入するのもおすすめです。
収納棚(扉付きで中が見えない)
そして、棚です!まず最初に棚を購入するなら、扉や引き出しのついたものにしましょう。生活していれば生活感のでる見た目が素敵じゃないもの、下着や、ほこりから守りたいものなど、多くの隠したいものがあります。
特に、クローゼットに隠してしまうのではなく、インテリアとしてもインパクトのあるキャビネットやチェストはどんなスタイルにも馴染むベーシックなデザインならお金をかけても損しませんよ♪
収納棚(中が見えるオープンラックなど)
扉付きの収納で足らなければ、次に購入すべきは扉のないオープンラック棚です。オープンラックは見せる収納なので、自分のお気に入りのモノを飾りながら収納するアイテムとしておすすめです。収納だからといってパンパンに詰め込むのではなく、余白を残しておくのがおしゃれに見えるコツですね♪
収納ボックス
そして私、個人が大好きな収納ボックスやケース。記事にまとめるほど好きですし、重要だと思っています☆100円ショップから、スリーコインズ、Standard Products、無印やIKEAなどのプチプラアイテムもいい物が多いので要チェックですよね。
収納という機能だけでなく、見せるインテリアとしても力を存分に発揮してくれるものも多いです。価格の張るシェーカーボックスや、籐細工、ウッドボックス、おしゃれなワイヤーバスケット、fellowesの収納ボックスなど部屋の印象に合わせて多種多様。優先順位としてはすごく高いわけではないですが、配置換えも簡単だし、選べる楽しさもあるので、ぜひこだわってみてください。
雑貨類・装飾品・オブジェ
最後に置物やアートなどのオブジェや装飾品です。家具でおおよそ部屋が埋まった最後の仕上げですね。より注目を集めたいところや、センス、あなたらしさを表現できるアイテムと言えるでしょう。
ここは本当に最後でいいですし、旅行の思い出や、コレクションなど時間をかけてお気に入りのモノを集めていくのが良いでしょう。そうすることで、あなたらしさや思い出などの心地よい空間が作り上げられます。
こまごました雑貨に手を出す前に、まず観葉植物、絵などのアート、雑貨の順に整えていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?なんとなく、購入順序というのは引っ越したことがあれば予想できると思いますが、お金をかけるべき家具か、かけなくてもいい家具かの線引きは結構重要です。本当はすべてにこだわりたいところですが、有り余るほどのお金があるわけではないですからね。
最大限の自分にできる心地よい空間をつくるために取捨選択してみてください。全部一気にそろえる必要はないのです。本当に気に入ったものを少しづつそろえていきましょう。熟考派したアイテムはやっぱり満足度が高いですよ♪
この記事が何かの役に立てば幸いです。